「綺麗だけど、どこか軽い」AI自動生成サイトに感じる“違和感”の正体とは?

新年あけましておめでとうございます!
今年は、皆さまのお役に立てるような記事を本ブログで投稿していきたいと思います。
改めまして、どうぞよろしくお願いいたします。

目次

Web制作でも魔法のような時代

2026年を迎え、Web制作を取り巻く環境もずいぶんと変わりましたね。
今や、AIツールにいくつかのキーワードを入力するだけで、ほんの数分、早ければ数秒で美しいWebサイトが出来上がる時代です。 レイアウトは崩れないし、配色はトレンドを押さえているし、画像もそれらしいものが自動でセットされている。
本当に、魔法のような時代になったなと思います。

でも、ここ最近、Web制作のご相談をいただく中で、経営者の方や担当者の方からこんな声を耳にすることが増えました。

「ツールを使って自社で作ってみたんです。パッと見は凄く綺麗なんですよね。 でも……なんとなく、『ウチの会社じゃないみたい』なんです」

あるいは、 「どこかで見たことがあるような、よそ行きの顔をしたサイトになってしまう」 「情報は間違っていないのに、私たちが大切にしている『熱量』が伝わってこない」 といった、言葉にしづらい違和感。

もし、画面の前のあなたも同じようなモヤモヤを感じているとしたら、それは決して間違いではありません。 むしろ、ご自身のビジネスを真剣に考えているからこそ気づける、とても鋭い感覚です。

なぜ、最新のAIが作った「正解」のようなデザインに、私たちは物足りなさを感じてしまうのでしょうか?
今日は、AI時代だからこそ浮き彫りになった「整ったサイト」と「伝わるサイト」の決定的な違いについて、現場の視点からお話ししてみようと思います。

AIは「平均点の優等生」しか作れない

なぜ、AIが作るサイトは綺麗なのに「記憶に残らない」のでしょうか。
その答えは、少し逆説的ですが「AIが優秀すぎるから」です。

ご存知の通り、AIはインターネット上の膨大な過去データを学習しています。
その中から「この業種なら、こういうレイアウトが正解」「この配色が最も好まれている」というパターンを導き出すのが得意です。

つまり、AIが提示してくるのは、常に「失敗のない、80点の正解」なんですね。

これは確かに凄いことなのですが、ビジネスの現場においては、少し困ったことになります。
なぜなら、競合他社も同じようにAIを使っているからです。
みんなが「80点の正解」を目指した結果、業界全体がまるで金太郎飴のように「どこかで見たことがあるサイト」ばかりになってしまう。

ビジネスにおいて最も大切なのは「他社との違い」や「独自のこだわり」ですよね。
しかし、AIは「平均的な正解」に整えようとするあまり、その会社だけが持つ「少し尖った個性」や「人間味のある凸凹(でこぼこ)」を、ノイズとして綺麗に削ぎ落としてしまうことがあるのです。

「整っているけれど、心に引っかからない」。
その違和感の正体は、AIによる「過度な平均化」にあったのかもしれません。

「行間のニュアンス」を翻訳できるのは人間だけ

では、私たちのようなWeb制作のプロが、2026年の今、あえて人間が手を動かす意味はどこにあるのでしょうか。

私は、自分の仕事を「翻訳家」のようなものだと考えています。

例えば、お客様が「信頼感のあるサイトにしたい」とおっしゃったとします。 AIに「信頼感」と入力すれば、青色を基調とした、堅実でビジネスライクなデザインが出てくるでしょう。
それは決して間違いではありません。

でも、私がヒアリングでお聞きしたいのは、その言葉の奥にある「背景」です。

  • その「信頼感」は、創業100年の歴史からくる重厚なものなのか?
  • それとも、フットワーク軽く困りごとに駆けつける、親しみやすさを含んだ信頼感なのか?
  • 社長が大切にしている「社員を家族のように思う気持ち」からくる温かさなのか?

こうした「言葉になっていない想い」や「社内の空気感」、いわゆる「行間」の部分は、まだAIには読み取ることができません。

データとしては存在しないけれど、確かにそこに流れている「御社の体温」。 それを汲み取って、色や形、フォントの選び方、文章のトーンに落とし込み、Webサイトという形に「翻訳」すること。

「あ、これこれ。これが言いたかったんだよ」
そう言っていただけるサイトを作るために必要なのは、高度なプロンプト入力技術ではなく、泥臭い対話と、人の感情を想像する力だと、私は信じています。

2026年流・賢いWebサイトの作り方

ここまで「AI任せ」の難しさをお話ししてきましたが、私は決して「AIを使うな」と言いたいわけではありません。
むしろ、2026年の今、AIを使わない手はないと思っています。

私が提案したいのは、「AIを“手足”として使い、人間が“指揮官”になる」というハイブリッドな作り方です。

例えば、単純なコードの記述や、画像の解像度調整といった作業は、AIに任せたほうが圧倒的に速く、コストも抑えられます。 その分、浮いた時間と予算を、もっと大切な「人間にしかできないこと」に集中させるのです。

  • サイト全体の戦略設計: 誰に、何を、どの順番で伝えるか?
  • キャッチコピーの微調整: 読み手の感情を動かす「てにをは」の選択。
  • 使い心地(UX)の検証: 実際に人が触った時に「心地よい」と感じるかどうかの確認。

土台作りはAIと協力してスピーディーに。 そして、お客様のビジネスの成果に直結する「魂」を入れる仕上げの部分は、プロである私が責任を持って丁寧に作り込む。

これこそが、コストパフォーマンスとクオリティを両立させる、2026年の最も賢いWeb制作のスタイルだと考えています。

まとめ:あなたのビジネスの「体温」をWebに乗せるために

「AIで作ってみたけれど、何かが違う」
冒頭でお話ししたその違和感は、あなたのビジネスに他にはない「独自の体温」があるからこそ生まれるものです。

その熱量を、デジタルの画面越しにどうやって伝えるか。
そこにはやはり、効率化だけでは割り切れない、人の手による試行錯誤が必要です。

もし、今のWebサイトに「自社らしさが足りない」と感じていらっしゃるなら、ぜひ一度、あなたのお話を聞かせていただけませんか?

「まだ依頼するかどうかも決めていない」 「AIで作った今のサイトを見てもらうだけでもいい?」

そんな段階でも構いません。
ツールには語りきれない、あなたの会社の大切な物語を、一緒に形にするお手伝いができれば嬉しいです。

お仕事のご相談、承ります

ブログ再開と併せて、Web制作代行や運用・保守サービスも整備しました。

  • 「デザインはあるけどコーディングだけ頼みたい」
  • 「WordPressの調子が悪いので見てほしい」
  • 「技術に詳しい人に、サイト制作を丸ごと任せたい」

そのようなご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

過去20年以上、エンジニアとして様々なプロジェクトで
お客様の声を目に見えるカタチにする経験を積んで参りました。
※通信業、金融業、製造業など参画数20以上

インターネット系広告代理店で
WordPressサイト制作・運用の従事経験もございます。

これらの経験を、Web制作に活かしております。

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